厚生労働省は、介護保険サービス利用の自己負担2割の対象者拡大に向け、検討を開始しました。賛否両論あり、負担が増える高齢者への配慮措置を設ける方針で、増加上限を月7,000円とする案と預貯金が一定額以下なら申請により1割に戻す案を検討しています。負担割合や保険料の算定に金融所得を反映する制度設計の検討とあわせて2026年末までに一定の結論を得る方針。2029年8月から後期高齢医療の負担算定などにも金融所得を活用する方針も示しており、介護保険制度への導入は同月以降とみられます。
厚生労働省は、2023年3月に大学を卒業し就職した人のうち、3年以内に辞めた割合が前年から2.6ポイント減少し31.2%だったと発表しました。企業が人手不足を受けて、賃上げやワークライフバランスの配慮など待遇の改善を進めたことが寄与したとみています。
公正取引委員会は近く、日本郵便のフリーランス法違反を認定し、再発防止を求める勧告を出す方針であることが分かりました。フリーランス法が施行された2024年11月以降、日本郵便では、業務委託をしたフリーランス計150人以上に対して、取引条件を明示していなかったり、支払い遅延を発生させていたりするなど、違法な取引が常態化していたとみています。
10月よりカスハラ対策が義務化されるのにあわせ、文科省は、各自治体が保護者対応のガイドラインをつくることを想定して策定した指針を、近く公表します。ハラスメント行為になる言動の具体的な判断基準や対処方法などの事例を盛り込み、保護者を「カスタマー」とはせず、子どもの成長を支える「パートナー」としています。
25日、政府は、外国人の在留許可手続きに関する手数料の改定額を定める政令を閣議決定しました。10月1日以降の手続きから適用で、在留資格の変更・更新は現行の6,000円(一律)から在留期間に応じて区分を設け、1万円から7万5,000円へと引き上がります。永住者許可は、現行の1万円から20万円へと引き上がります。
また同日、出入国在留管理庁は、人道上の配慮が必要で生活に困窮している人などで減額の対象となる外国人に関するガイドラインを公表しました。
スポットワーク仲介会社「タイミー」に対し、利用者9人が、2021年10月以降、計135件の雇用者側の都合による就業予定日直前のキャンセルについて、未払い賃金など計約312万円の支払いを求め、東京地裁に近く提訴します。厚生労働省は昨年7月に「特段の合意がない限りマッチング時点で労働契約が成立する」との 見解を公表し、仲介各社も見解に則した規約を導入。同社規約では「雇用者の委託を受けて賃金を立替払いする」と定めており、こうした経緯を踏まえ、利用者側は同社を被告として未払い賃金の支払いと慰謝料を請求します。
出入国在留管理庁は15日、日本語を使い対人業務に従事する職種を対象に、在留資格「技術・人文知識・国際業務(技人国)」の申請時に日本語能力の証明を義務付けるガイドラインの変更を行い、運用を開始しました。日本語能力試験でN2相当以上を義務付け、適切業務への従事といった不法就労を防ぐ狙いです。但し、留学生から在留資格を移行した外国人や20年以上日本に居住している外国人は対象外としています。
自民党と日本維新の会は13日、社会保障改革に関する実務者協議を行い、国民年金の 第3号被保険者制度の対象者を縮小することで一致しました。同制度には、共働き世帯の増加を受け見直しを求める声があります。今後は対応方針を調整し、政府が今後まとめる経済財政運営の指針「骨太方針」に反映させたい考えです。
厚生労働省は、2026年度の雇用保険料率を全体で1.45%から1.35%に引き下げることを、26日に決定しました。2年連続での引下げとなり、失業等給付は0.7%から0.6%へ引下げ、育児休業給付(0.4%)と雇用保険二事業(0.35%)は据え置かれます。
名古屋自動車学校の元指導員が再雇用後の基本給等が定年前から大幅に減額されたのは不当として争っている事件の差戻控訴審で、名古屋高裁は26日、差額分の一部支払いを命じました。差戻し前の一審、二審では60%を下回る部分について違法とされ、最高裁は基本給の性質や支給目的の検討が欠けているとして差し戻していたのです。今回の判決では、指導員である正職員と嘱託職員の基本給について、事務員に比べてばらつきが小さく、職務給としての性質が大きな割合を占めると認定しました。
スポットワーク協会は26日、マッチング成立前に予測できなかったやむを得ない場合を除き、マッチング成立後に雇用主都合で採用の取りやめる場合は休業手当を満額支給するよう、規定を厳格化することを発表しました。求人情報の掲載ミスによる就労開始24時間前までのキャンセルや、他の就労先での評価の低さを理由とするキャンセルは認められないことを明示し、3月上旬までにガイドラインの修正案をまとめ、3月の公表を目指します。
政府が1月に外国人政策の基本方針である「外国人の受入れ・秩序ある共生のための総合的対応策」をまとめたことを受け、厚生労働省は20日、「外国人雇用対策の在り方に関する検討会」(第12回)を約1年半ぶりに開催しました。不法就労対策の推進など、事業主が守るべきルールの見直しを議論すし、「外国人雇用管理指針」の見直しも視野に進めます。
厚生労働省は、昨年12月のマイナ保険証の利用率が63.24%(前月から13.76ポイント増加)だったと明らかにしました。12月1日に従来の保険証が有効期限を迎えたため上昇、また、昨年9月に運用を開始したスマホ保険証は、当初4.2%だった対応可能な医療機関が、汎用カードリーダーの導入などにより2月1日時点で48.7%となりました。
厚生労働省は、職場における熱中症防止対策について、スポットワーカーを熱中症対策の対象と明記したガイドラインの骨子案を、「職場における熱中症防止対策に係る検討会」に示しました。雇入れ時の安全教育などを必要とする内容が盛り込まれる方向ですが、単発・短時間で働くことが多いため、安全教育などの機会をどう確保するかを検討します。
厚生労働省は、2025年の毎月勤労統計調査(速報)を発表しました。実質賃金は前年比1.3%減で4年連続のマイナス、名目賃金は月平均で前年比2.3%増の35万5,919円で伸び率は33年ぶりに2年連続の2%超えとなりましたが、物価高騰に賃金が追いつきませんでした。同時に発表された昨年12月の実質賃金では、前年同月比0.1%減で12カ月連続のマイナスでした。


